川崎市などから傍聴者あり。
市温暖化対策室より環境モデル都市に選ばれたことの報告。
交通に関しては「モビリティマネジメント施策の継続と拡大」「高機能バスのモデル運行(南部開発地域)」「トランジットモール化と自動車流入抑制(四条通)」
副会長:環境モデル都市になって何が良いのか?
対策室>すぐに国からお金がと言うことではないが、そういうことになったときに、アドバンテージになるだろう。
事務局より公共交通ネットワーク部会の報告。
・バス系統再編(重複、長大系統の再編)
・バスダイヤ改善(パターンダイヤ、パルスダイヤ)(洛西地区で先行モデル)
・バス走行空間改善(バス専用レーン)
・バス停環境改善(バス停集約、シェルター化と情報表示、観光地バスターミナル整備)
・鉄道事業者間の連携(乗り継ぎ情報、設備整備)
・地下鉄利便性向上(乗り継ぎ時間短縮とパターンダイヤ)
・乗り継ぎ利便性向上(案内)
・多様な料金施策(定期券保有者優遇、交通事業者共通フリーパスICカード)
・効果的な情報提供(市民向け、観光客向け、web)
・その他(P&R、荷物のキャリーサービス、レンタサイクル、サイクル&R)
・公共交通不便地域(地域住民、事業者、行政の参画する検討の場の設置)
・継続的連携推進のための体制整備(マネジメント組織構築)
バスダイヤ改善の洛西地区での先行モデルと、交通事業者共通フリーパスは、ワーキンググループを設置し、具体策を検討。
部会長:数%の利用者増ではなく、数割増という目標で取り組まなければならない。
委員:乗りたくなる公共交通。
吉永ゆうき的視点:バス系統再編と共通フリーパスの実現のための部会だろうと思っていたが、ようやく舞台が整ったという状態で、実現性はこれからの議論次第のように感じる。WG設置以外は、具体的にどのように実現していくかについては、触れられていない。
ちなみに、洛西と共通パスは、早期に着手する施策にあげられている。WGの議論に1年、関係者の調整・同意・準備に1年として、2年以内に出来るかどうか。
乗りたくなる公共交通は子供向け? 観光客向け? マニア向け? 「ロンドンバスみたいに、京都バスを」という発言があったが、それ、もうありますから。
部会長:客「便利になれば乗るのに」事業者「乗ってくれれば便利に出来るのに」。今は悪循環。利便性を向上して好循環に変えるべき。(まず事業者から動けと言う意思表示か?)
続いて未来の公共交通検討部会の説明。
交通手段での非自動車分担率を現状の72%から80%に。コンパクトなまちづくりが必要。
地域別、道路機能別のあり方を設定。歩行者空間、公共交通の充実。自動車交通の適正化(P&R、課金、駐車場料金増と容量抑制、交通条件の公平化)。パーソナルモビリティーとライフスタイルの転換(横文字だけではわかりにくい!要するに、自転車を利用し、カーシェアリングやカーフリーデーなど普段の行動の仕方を変えましょうという話)
交通条件の公平化とは、例えば都心部の百貨店に買い物に行く時に、自動車を使ったら購入費用に応じて駐車料金の割引等優遇を受けるのに、バス・鉄道で行くと優遇措置が無い現状は不公平なので、バス・鉄道でも同じように優遇を受ける(例えばポイントがたまる)とかのサービスを提供しようと言う話。(自転車の場合は?)
吉永ゆうき的視点:公共交通といいつつ、この部会の目的は、自動車利用の抑制。駐車場抑制は、都心部での活動が郊外のロードサイドショップの利便性に勝らないと、都心部の停滞になり、慎重に取り組む必要がある。百貨店連盟や商店連盟はこの会議に参加していないが、商工会議所が参加しているから良いのか、気になる。
京都府総務部長:長岡京市で阪急新駅設置とP&R導入が計画されている。府も援助していく。京都市の計画にも周辺自治体との協力や府市協調を積極的に盛り込んで欲しい。府庁公用車を土日に周辺住民に貸し出すカーシェアリングを予定。
委員:歩いて楽しいというが、子連れの移動は周りにとても気を使う。気を使わずにすむ移動という事が出来れば。
委員:ベビーカーを畳むのがマナーとなってるが、親にとって負担。京都では畳まずに乗れますよ、という環境づくり、アピールをしては?
事業者:ノンステップバスを導入しているし、鉄道車両にも車いすのスペースなどもある。
部会長:そういう意味では、環境はできつつある。アピールをしていくのは良い。
この時点で16時半。残りのライフスタイル部会の時間が足りなさそう。
委員:醍醐、100件以上見学に来ているが、今のところ走ったという話は聞かない。コミュニティバスは難しいのか。
委員:バスダイヤ(路線編成のことと思われる)は住民に刷り込まれている。再編するならなぜ再編し、なぜそのような路線になるのか、しっかりと説明が必要。
委員:10年LRTの話を持ち込んでいるが、実現されるように見えない。言葉遊びじゃなしに真剣にやってほしい。1両ぐらいなら寄付するから、どこかで走らせたらどうか。
現在、16時50分。
ライフスタイル部会の説明。
歩行者優先憲章。歩いて楽しいまちの実現は次世代に対する責務。「移動」は単なる手段でなく「楽しむべき活動」。
モビリティ・マネジメントアクションプランの検討。WGを設置し具体策を検討。
この部会についての意見は無し。
事業者:鉄道駅周辺の駐輪場整備をすすめる手だてを考えたい。用地確保が難しい。(市に土地を提供して欲しいということか?)
副会長:では、シナリオでは最後に山崎副市長からと言うことになっているので。(それは言っちゃダメやろ。会場、特に事務局席から苦笑)
山崎副市長:環境モデル都市と認定されたので、この交通のことも力を入れていきたい。
交通政策監:折り返し地点で、気がゆるんでる。これからが事務屋の力の見せ所。12名の傍聴があるが市民の期待の高さの現れ。