2009年05月31日

おそらく一番早い会議結果報告

審議会資料は翌日公開するべきです。

京都市市民参加推進条例の第7条の3に「第1項の規定により公開した会議については,会議録を作成し,これを公表しなければならない。」とあります。何をもって会議録とするかは現場にまかされています。

ところでこの議事録ですが、各審議会の委員や所管課の上位の職員の確認を必要とする文書なので、公開までに時間がかかるのは至極当然なことだと思っています。

ただ、会議当日に会場で配布した資料のうち、非公開の物とデジタルデータにできない物を除いては、翌日にも「京都市情報館」の所管課の該当ページで公開できるはずと、常々思っていました。

なぜなら、公開書類は当日までに公開に相応しいか内容の確認が行われ、再確認の必要はありません。傍聴者に見せている時点で、同じ物をそのまま公開することに問題は無いはずです。

また、ほとんどの会議資料はワードもしくはパワーポイントの書類のプリントアウトであり、それをそのまま、またはPDF形式に変換してwebにアップロードするのは、長くても数十分で済む作業です。

しかし、実際は議事録(摘録)公開と同時に掲載されたり、早くても数日後に掲載されたりということが多いです。それを絶対ダメだとは言いませんが、なぜそのように時間をあけるのか疑問に思っていました。

この疑問が解決したわけではありませんが、一昨日公開されたのが「第1回「森と緑」検討プロジェクトチーム会議について」のページです。

この春、組織再編で環境局+1で出来た筆頭局、環境政策局の審議会「『木の文化を大切にするまち・京都』市民会議」の部会の1つです。

この第1回「森と緑」検討PT会議自体は5月28日に行われましたが、上記の会議についてのページはその翌29日に公開され、出席者、議題、配布資料が掲載されています。

何か手続き的な障壁があって翌日公開が出来ないのかもしれないとも思っていましたが「なんだ、実は出来るんだ!」と嬉しくなりました。

最後に、なぜ翌日(当日でも良いのですが時間的に無理な場合もあるでしょう)公開にこだわるのか、を記しておきます。審議会に(時々)記者が来ます。たいてい翌日の新聞に記事が載ります。webなら当日記事が載ることもあります。読者は(その記事が気になれば)もっと詳しい会議内容を知りたいと思うかもしれません。その時に電話対応では情報伝達に無理があります。

それが、少なくとも当日資料と概要だけでもwebに掲載してあれば、「そちらをご覧ください」で済むわけです。議事録はすぐにできないのは、理解されるでしょう。

逆に公開していない場合は、その時点でその記事、そして会議、施策への関心は薄れるでしょう。せっかく市民が市のすることに関心を持ち、場合によっては参加してくれるかもしれないのに、これをふいにするのはもったいないことです。

審議会資料は翌日公開するべきです。

追記:過去にも実は翌日公開されていたのかもしれないと思っていましたが、やはりありました。「http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000061624.html」です。平成21年4月21日に行われた会議のことが翌22日に公開されていました。しかも摘録もあります!(ページを修正すると右上の日付が更新されるので、おそらく摘録も翌日公開なのでしょう。確認はどうクリアしたのか気になります)

また、このページでは出席者については触れられていませんでしたが、会議の概要及び今後の見通しまで触れられています。ちなみにこの会議は、京都市の次期基本計画策定のために設けられ、庁内「次期基本計画プロジェクトチーム」、市民の「京都市未来まちづくり100人委員会」と併せて3つの立場から京都市の次期基本計画を考える取り組みの1つです。

posted by 吉永ゆうき at 14:20 | Comment(0) | 審議会・協議会

2009年05月29日

第4回「歩くまち・京都」総合交通戦略策定審議会のレポート

メルパルク京都の6階が会場だったが、キャンパスプラザに行ってしまった。あわてて駅前広場の端から端へダッシュしたものの、最後は歩くのと変わらない速さになるくらい長い距離。いや、運動不足か。間に合うはずの時間だったのに、結局ギリギリになってしまった。

今日の会議は以下の2つが議題。京都市にはすでに「京都市市民憲章」「子どもを共に育む京都市民憲章」の2つの憲章があるが、今回の3つ目の憲章には「市民」と付かないのが興味深い。

  1. 総合交通戦略の中間取りまとめ(案)
  2. 京都市歩行者優先憲章(案)

冒頭に、会長の北川先生が亡くなられたことにふれ、黙祷。内藤副会長が会長代理に就任。北川先生は交通が専門だが、内藤先生はどちらかというと環境の分野を専門にしている。

中川先生のことにはふれずに、今回から出席することになった2つの部会の副部会長がひとことずつ挨拶。今年度春から新しく就任した由木副市長も初回ということで挨拶。

はじめに、中間とりまとめの背景や全体についての事務局から説明。以下の3つの論議の柱をもとに、脱車社会、人が主役の歩いて楽しいまちの実現を目標としている。一番の目的は自動車抑制(推進室長談)。

  1. 公共交通の利便性向上
  2. 新たな公共交通システムの導入
  3. ライフスタイルの転換

吉永ゆうき的視点:それぞれの柱について検討部会をしてきたわけだが、それぞれの議論がどう活かされながらまとめられたのかが見えにくい。

大志万委員(京都府警):「安全」が入っていない。昨年度京都府の交通死亡者の半数は高齢歩行者。文中に入れるのではなく、大きく取り上げてはどうか。

平井委員:LRTが書かれているので黙っているつもりだったが。未来のことについてもう少しイメージしやすいよう具体的に書いてほしい。

発言がなかなか出ない中、内藤会長代理が発言しやすい和やかな空気にしようと話を広げるが、発言はなかなか出ず、中間とりまとめ後半の実施プロジェクトの説明へ。

先行実施プロジェクトが5つある。

  • 洛西のバス利便性向上
  • 市内共通1日乗車券創設
  • 交通不便地域対策WG立ち上げ
  • モビリティ・マネジメントの市民アンケート
  • シンポジウム

佐藤委員:富山は「コンパクトシティ」「団子と串」をコンセプトにしている。今回の計画での一番中心となる概念があれば理解しやすい。「より質の高いくらし」はどうか。そのための歩くまちづくり。

石塚委員(国交省):「歩くまち」というのはすごいことなんだよ、と知ってもらうことが必要では。歩くまちというのがわかりにくい。「歩く」もいろいろある。歩き方の質に徹底的にこだわっていくことが大事。

内藤会長代理:イメージ、質、キャッチフレーズ、大事。

平井委員:東山、嵐山の交通対策研究会はここの審議会に反映されていることが大事。

吉永ゆうき的視点:総合交通戦略のゴールが見えにくい。個々の実施プロジェクトの結果はイメージが書かれているが、それぞれの施策が進んだあとのまちのイメージになると、急にあいまいになってる。事業や施策をするときに、最終的な目標、イメージが具体的であればあるほど、そのための手法や道筋がはっきりする。しかし、この総合交通戦略では手法ははっきりしているが、ゴールが見えないため、実施と結果に不安が残る。

嵐山や京都駅前についての具体的な感想などがやりとりされた。

歩行者優先憲章について事務局から説明。こういった文章にいきなり意見をというのも難しい。2、3意見が出たが結局内藤会長代理に一任することに。

吉永ゆうき的視点:歩行者優先憲章は「市民と行政が思いや決意を表明するもの」とある。市民に「歩くまち」がほとんど浸透していない今の段階で市民憲章が出来ても、市民からしたらトップダウンのように感じるだろう。いくつかプロジェクトを実施して市民に浸透してからでもまったく遅くないと思われる。

6月からパブコメ募集の予定。

最後に水田政策監が、事務局の不手際で3月にすべき会議が5月末になってしまった。「歩くまち」の空気になりつつあると挨拶。新型インフルエンザにも触れ、安全安心のまちだとアピール。閉会。

吉永ゆうき的視点:議論の中で「上質な暮らし」などのイメージが出ていたが、自動車抑制が目的なのであれば、それとイメージとはつながらないように感じる。「自動車抑制=歩くまち=上質な暮らし」であったとしても、現在車を利用している人の中で「自動車抑制=上質な暮らし」とは感じない人が多いのではないだろうか。

議論の中で「歩くまち」は良い言葉だという意見があった。実際、イメージを豊かに含むうまい言葉だと思うが、反面、多くの要素を含みすぎるために「歩くまち」と言われても実際にどういったまちなのかわかりにくい。

「歩くまち」のイメージについては何度か発言があったが、パブコメで「歩くまち」のイメージを聞くべき。「歩くまち」から「車を降りて歩かされ、疲れる」マイナスのイメージを持つ人もいるかもしれない。利便性をいかにアピールするかがポイントかもしれない。

また、閉会後に職員に聞いたところシンポジウムには400人集まったらしい。「歩くまち」がほとんど浸透していないと書いたが、案外そうでもないのかもしれない。パブコメの回答数が試金石か。

posted by 吉永ゆうき at 16:03 | Comment(0) | 傍聴レポート

2009年05月03日

6カ国語対応新型インフルエンザ電話窓口が開設

※23:17追記 電話番号を間違えていました。訂正済です。

京都市国際交流会館は、新型インフルエンザのための相談サービスを開始しました。電話番号は075-752-3010 075-752-1166, 075-752-3511で午前9:30から午後8:30までです。英語、韓国語、中国語、ドイツ語、スペイン語、フランス語対応。

Kyoto International Community House has started the consultation service for the new influenza. Phone number is 075-752-3010 075-752-1166, 075-752-3511 from 9:30am to 8:30pm. English, Korean, Chinese, German, Spanish, French.

Kyoto International Community House hat mit der Beratung für die neue Influenza. Telefon 075-752-3010 075-752-1166, 075-752-3511 ist zwischen 9.30 und 8.30 Uhr. Englisch, Koreanisch, Chinesisch, Deutsch, Spanisch, Französisch.

Kyoto International Community House ha iniciado el servicio de consulta para la nueva gripe. Número de teléfono es 075-752-3010 075-752-1166, 075-752-3511 de 9:30 am a 8:30 pm. Inglés, coreano, chino, alemán, español, francés.

Kyoto International Community House a lancé le service de consultation pour la nouvelle grippe. Numéro de téléphone est le 075-752-3010 075-752-1166, 075-752-3511 de 9:30 am à 8:30 pm. Anglais, coréen, chinois, allemand, espagnol, français.

posted by 吉永ゆうき at 15:06 | Comment(0) | 国民健康保険・保健衛生

2009年05月01日

京都市の新型インフルエンザ対策

2009年5月3日追記:保健衛生推進室保健医療課の相談窓口(222−3421)が曜日関係無しの24時間体制に移行しています

2種類の新型インフルエンザ?

今ニュースをにぎわしているのは「豚インフルエンザ」と言われるものだが、一方少し前まで新型インフルエンザと言えば「鳥インフルエンザ」だった。これらはどちらも同じくインフルエンザウイルスを原因とする感染症だが、そのウイルスの種類が違う。今話題の豚インフルエンザが「H1N1型」で、2004年頃ニュースになった鳥インフルエンザは「H5N1型」。これ以外にも多種のインフルエンザウイルスが存在する。ちなみにSARS(サーズ)は似た症状が出るが全く別のコロナウイルスによるもの。

ちなみにウイルスは加熱すれば死滅するので、豚肉も加熱調理すれば問題ないらしい。また、「日本の豚は世界でもトップレベルの衛生状態で飼われており、飼っている方もまったく心配(する必要)はない」とも。「農相『豚肉は問題ない』/冷静な対応呼び掛け」(京都新聞)。それから補足情報として、現在の鳥インフルエンザの分布(国立感染症情報センター)豚インフルエンザの感染や報道の状況をGoogleマップで視覚化した8つのサービス(WEBマーケティング ブログ)。

死亡者が出たというニュースで恐ろしい病気と想像する人もいるかもしれないが、不治の病でも必ず死ぬ病気でもないので、そこまで怖がる必要はない。しかし、感染症なので、いつどんな所で自分が感染するかもわからないし、軽くやり過ごせるレベルの症状ではないため、しっかりと予防と対処法を考えておきたい。

予防方法や疑わしい症状の時の対処は?

豚も鳥も、予防方法は同じで、

  • うがい、手洗い(消毒用アルコールも有効)
  • 体力をつける(パワーやスタミナではなく、きちんとした食事や規則正しい睡眠をとること)
  • マスクの着用(健康者の着用の意義は両論あるが、感染者の着用は感染拡大防止のために必須)
  • 人ごみを避ける(できるだけ外出しない。GWの外出でも山とかなるべく人の少ない所に出かける)
  • 自分は大丈夫と思わない心がけ(既に日本国内でも潜伏期間の感染者がいる可能性は十分にある)

もし、インフルエンザかもと思ったら、医療機関にいく前に、保健所の発熱相談センターに電話。タミフルは48時間以内が良く効くらしく、発熱相談センターへの連絡や対処は早い方が良い。

各保健所及び保健医療課に発熱相談センターを設置し,市民の皆様からの相談に応じるほか,新型インフルエンザが疑われる患者と医療機関の連絡調整を行います。 各保健所(平日 月〜金曜日 午前8時30分〜午後5時) 保健衛生推進室 保健医療課 222−3421(午前9時〜午後10時 ※2009年5月3日追記:曜日関係無しの24時間体制に移行しています) 保健医療課ではGW中も平日と同様の対応を行います。
北保健所
432-1438
上京保健所
432-3221
左京保健所
781-5171
中京保健所
812-0061
東山保健所
561-1191
山科保健所
592-3050
下京保健所
371-7101
南保健所
681-3111
右京保健所
861-2177
右京区役所京北出張所
(0771)52-1816
西京保健所
392-5690
西京保健所洛西支所
332-8111
伏見保健所
611-1161
伏見保健所深草支所
642-3101
伏見保健所醍醐支所
571-0003

京都市新型インフルエンザ対策マニュアルP172「新型インフルエンザ相談窓口」より電話番号のみ抜粋。

京都市の対策

それ以外の情報は、現時点で以下の2つのページに集約されている模様。

京都市の対策で不足していると感じること

市内で「感染者数は58万8000人、死者は最大で1万1760人に上ると推定」しているのだから、消防や交通、水道等市民の生活に関わる部局の職員もそれなりの人数が感染すると予想される。マニュアルや会議の資料を見る限り、保険施設や医療機関での対策は(素人目に観て)きちんとされているように感じるが、そういった部局での人員不足の際にどういった体制でどのように業務を行うのか、まで対策が立てられている必要があると感じるが、対策の有無は不明確。

さらに、電気やガス、物流や小売り等の民間企業でも人員が不足すると思うが、その際に市としてどのようにフォローしていくのかも不明確。例えば食料や日用品が必要な人の手に届かない場合の、物資の備蓄がどの程度されているのか、など。ちなみに、事業所向け、地域・家庭向けの対策指標は既に用意されている。「事業者・職場における新型インフルエンザ対策( PDFファイル ,386KB)」「個人及び一般家庭・コミュニティ・市町村における感染対策( PDFファイル ,341KB)」「個人向け啓発資料( PDFファイル ,212KB)

posted by 吉永ゆうき at 12:40 | Comment(1) | 広報・情報公開
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