2009年12月07日

第6回平成の京町家検討PT会議のレポート

2009年12月7日13時半〜景観・まちづくりセンター

当初のスケジュールではPT会議は前回で終わっている予定だったが、議論が十分でないということで、今日の第6回が追加で設けられた。議題は、前回に引き続き、報告案の検討。

京町家の定義、イメージが不明確な事による文章の揺れがあり、細かい文言の修正意見が出された。一部、前回の第5回で出た話も繰り返されていた。そもそも、前回の意見がどう反映され、修正されたのかという説明が、不足しているようにも感じられた。

また、モデルプランについても様々な考え方から意見が出された。モデルプランは、「平成の京町家」という言葉とともに一人歩きする可能性が大いに見込まれるために、慎重にならざるを得ないところ。妥協の産物にならないように願う。

面白かったのは、前回も触れられていたが、商品名じゃないかという話。高効率型設備機器の名称について、前回は外そうという意見がエネルギー系事業者から出ていたが、今回は別のエネルギー系事業者から、商品名ではなく愛称なので掲載したままでよいという意見が出た。結局は事務局が持ち帰って検討することになった。商品を連想させる言葉を入れたい、外したいという思いが見え隠れしている。

一方、気になったのは、市内産材ではなく市域産材という表記に、という意見。製材所や加工業者が少なく、市内だけでのサイクルが成り立たないということらしい。そのあたりの話は、森と緑PTで詳しく話されているので、そちらの議論・報告をふまえるということになった。

平成の京町家と認定される住宅が今後増え、それに伴って京都産材の需要と供給が増えるという予想がされているが、根拠はあいまい。ちなみに、建て売りでも平成の京町家が増えるよう、業者にインセンティブがあるような仕組みを入れてみては、という意見があった。認定を担うコンソーシアムの運用・運営イメージも曖昧だが、それについては、設立準備委員会的なものを立ち上げるらしい。

流通、ストック、既存住宅評価、モジュールの話は不十分なまま、そういう議論があった、という報告になりそう。

最後に。ここでの京町家は、あくまでまちなかの住宅が想定されているが、周辺市街地でのありかたがどうなるかの話は、不十分だと感じた。と書いていたら、デザインのワーキンググループから、郊外型はバラエティが出てくるだろうから進んでモデルを作るということはしない、という報告があった。今後の議題になるらしい。

国の補助金も使いつつ、伝統的な建て方で、かつ一般に流通できそうな金額でできるモデル住宅、及び施工マニュアル、環境面での計算を含めた事業が進んでいるとの報告があった。ちなみに、委員にはその住居の図面や資料が配付されたが、プライバシーの関係で、記者及び傍聴者には配布されていない。一階はカフェ、二階はどこぞの大学の先生が店子で入居するらしい。

委員に入っている市職員がしきりにうなずいていたのが印象深い。

ちなみに、会場のひと・まち・交流館 京都では、1階奥のギャラリースペースで、学生によるまちづくりコンテストの作品展示会が行われている。期間は今日から2週間。無料。

posted by 吉永ゆうき at 22:48 | Comment(0) | 傍聴レポート
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。