2010年04月01日

市が鳥丸線を売却、東酉線は現代の京町家にすると発表

22年度が今日から始まりましたが、市から予想外の発表がありました。


現在、市は多額の借金を抱えて財政難に苦しんでいますが、その要因の最たるものが市営地下鉄です。



この問題を解消するために、鳥丸線は車両、設備ともに近畿目本鉄道に売却し、東酉線は営業を終了し、現代の京町家に転用するというのです。



比較的順調な経営の鳥丸線を売却し、売却益での借金の減少はわからないでもありませんが、地下鉄と京町家とは相容れない気もするので、どうつながっているのか、市の発表を引用します。



細長いから京町家ですか。耐震性は確かにその通りですが、これで借金の解消に繋がるのか疑問です。歩くまちと言っているのに駐車場は必要なのでしょうか。そもそも歩きたくなるのではなく、必然的に歩かざるをえないのは、苦痛にしかならない気もします。インフルエンザは下火になったとはいえ、一日中日光が入らないのは衛生状態に不安が残りますし、ゴミの回収とかもどうするのでしょうか。


借金の解消についてよく調べてみると、東酉線全体を4000戸に区切り、1泊当たりの室料が1千万円とのこと。なんだ1万円なら興味本位で1泊してみるのもありかもと思いましたが、1「千」万円でした。一月だと約3億円。電車の営業をしないならもう少し抑えられると思いますが、やはり仲介のせいでしょうか。全室埋まるとはとても思えません。見込みの甘さを、また市会で指摘されそうです。


ちなみに、本日4月1日はエイプリルフールです。



posted by 吉永ゆうき at 22:21 | Comment(0) | このブログについて・その他