2010年12月24日

第3回観光案内標識アップグレード検討委員会のレポート

第3回観光案内標識アップグレード検討委員会

2010年12月24日16時〜@職員会館かもがわ会議室

傍聴は一人。委員の飲み物は、遠くて銘柄はわからないが、お茶のペットボトル。

冒頭、細見副市長から挨拶。

これまで、現況調査、デザイン案の公募、市民意見募集を行った。アップグレード中間案は、デザイン案の募集の際には日程の都合で提示されていなかったため、高さや書体、色使いなど、中間案に沿わないデザイン案の応募もあった。本日の会議の後半で、二次審査が行われる。

日本人対象のヒアリング調査(225件)では、「移動中に、目的地の方向がわからない、目的地が見つからないために、半数の人が迷っている」「既存の案内標識も役には立つが、通り名等の情報が必要」との結果。

外国人対象のヒアリング調査(49件)では、「日英併記で9割以上の人が理解できる」「4割の人が母国語表記についておかしいと感じている」「北野天満宮は、外国人はKitano Shrineを半数の人が分かりやすいと答えているが、日本人はKitano-tenmanguを半数の人がわかりやすいと答えている。まとめとしては、固有名詞+英語表記を選んだ人が多い」「距離表記より時間表記の方がわかりやすい」等の結果。

年明けにパブコメが予定されているアップグレード指針(中間案)は、ガイドラインとマネジメントシステムの2本柱。内容は、これまでの会議で議論されており、調査を踏まえての修正のみ確認。

多元語対応は、日英併記で、部分的に4か国語表記。英語表記は、下鴨神社であれば「Shimogamo-Jinja Shrine」と、寺院・神社などの名称はすべて固有名詞として扱い、英訳を付け加える。

書体はUDフォントを使用。和文書体例として「A-OTF新ゴPro」「小塚ゴシックStd」が掲載されている。

委員(鉄道事業者):これまで四カ国語表記を進めてきたが、方向転換するのか?>アンケートに限らず四カ国語表記は必要という声より見にくいとの声が多い。

委員:色弱の方にもわかるように。>対応する。

今後、烏丸御池、四条烏丸、三条通、高倉通、岡崎エリアをモデル地区として、今年度中にサイン整備をする。モデルエリアを評価、検証し、市内エリアごとに5年間で整備していく。

仁丹の看板の設置の話が出ているが、両方設置(仁丹の看板がサブ扱い)する。

副市長:案内サインと誘導サインは一緒にできないか?初めから別扱いだったか?>同じ場所に設置する場合は、デザイン上で融合することもありうる。場所による。運用には盛り込むことも検討する。

誘導サインが見学の際にも不評だった。通り名サインと併せることも考えた方がいい。>基本的には案の位置とするが、実際に設置する際に、現場を踏まえて検討していく。

以降、二次審査は非公開のため、退室。

吉永ゆうき的視点:以下のような標識はどうだろうか。
iBar.jpg

posted by 吉永ゆうき at 17:34 | Comment(0) | 傍聴レポート