(追記:3月23日2時)「周辺の駐車場」を「隔地駐車場」と書き換え(京都市側からこの呼称が何度も有ったが、「カクチ」が当初わからず「周辺」と表記していたため)し、一部の質疑応答の記述に明らかに言葉が足りない部分(質問内容の記述漏れ等)が有ったので補足した。
以下は梅小路公園についての京都市による資料。各ページにA4数ページ分のPDFがある。ページの更新日は2010年3月23日現在の表記。
- 梅小路公園再整備計画に係る地元説明会の開催について(今回の説明会の告知ページ。平成22年3月18日付になっているが、会場確保の都合も有るだろうし、もう少し前には決定していたと思われる。ページの更新日は2010年3月19日となっている。)
- 梅小路公園再整備の方向性(案)について(梅小路公園の再整備についての基本的な考え方をまとめた「梅小路公園再整備の方向性(案)」の紹介。2009年6月11日に示された物だが、ページの更新日は2009年7月17日となっている。)
- 梅小路公園の再整備に関する京都市の考え方について(「梅小路公園再整備の方向性(案)」の公開後7、8月に行った市民意見の募集を踏まえての、改めて市民の皆様に「梅小路公園の再整備に関する京都市の考え方について」をお示しするもの。ページの更新日は2009年12月10日となっている。)
- 梅小路公園の再整備に当たって(「賛成,反対,不安や懸念に関する御意見のほか,いまだに誤解に基づく御意見や再整備についてあまり御存知ない方も見受けられ」るため、「まとめて,改めて配布」する資料。既出の「梅小路公園再整備の方向性(案)」に加え、「梅小路公園再整備ゾーニング図(案)」「イメージ図」と、オリックス不動産作成の展示内容の説明やフロア構成、図面、外観パースが掲載されている。京都市の考え方は、既出の「梅小路公園再整備の方向性(案)」と内容は同じなので、どんな水族館が計画されているのかという参考資料でしかない。また、なぜか「梅小路公園再整備の方向性(案)」が画像化されテキストをコピーできないようになっている。ページの更新日は2010年3月10日となっている。)
蛇足だが、京都市のサイトのページタイトルの付けかたで「○○について」という表記が非常に多く、それについての何なのか(告知なのか、報告なのか、解説なのか、お詫びなのか)タイトルだけで判断できない。上記の各ページでも上2つは「について」が無くとも十分に意味は通じるし、その方が正確なタイトルになる。また、下のページでは「に当たっての説明資料」とでもすれば良い。
こういったタイトルになる理由の1つが、後々ページ内容を修正する場合が有るため、それによってページタイトルの変更が生じる事を避けたいという事情が想像できる。それにしても、それぞれ内容がどう違うのかわかる様なタイトルの付け方を考えることは出来そうなものだ。そうすれば「梅小路公園再整備/京都市建設局緑政課」のコンテンツの様に、リンク先に何があるのかわからないということも減らせるだろう。蛇足終わり。
追記ここまで。
2010年3月22日16時半から18時半@梅小路小学校体育館
説明会は、京都市とオリックスとの共催で、議事録は京都市が作成、webサイト等で公開を考えているとのこと。2時間の内、30分が説明、残りは質問時間。
冒頭から、オリックスの1月30日の説明会の時の質問が残されているとの意見で中断。
緑生課なす担当課長から説明。資料内容はこれまで公開されているものと同様。
JR社宅跡地は、芝生の広場として整備し、休日等に臨時駐車場としての利用も検討。面積は未確定。
駐車場は540台必要と考え、360台分を整備。需要を満たせない場合は隔地駐車場の利用を検討。
バスは30台分を整備。駐輪場は240台、木津屋橋に120台、七条入口に150台分の整備予定。
続いて、オリックス不動産みさか部長から展示イメージの説明。こちらも既に公開されている情報。
以降、質問時間。「質問>回答」という表記です。すべての質問を取り上げていないこと、聞き間違いの可能性があることを踏まえてお読みください。
- 緑の駐車場整備費用は?>金額は不明だが税金をなるべくかけないように検討する。
- 入場料?>未定だが、江ノ島と同等。
- CO2についてオリックスの資料の記述を直してほしい。>誤解を与えて申し訳ない。
- 市会でもう市民に問わないと言ったのはなぜか?>第3者委員会から、設置は妥当との意見をいただいているため。
- CO2を排出す施設をなぜつくるのか?>都市の発展には事業が必要。環境モデル都市として、その事業に伴うCO2を最大限減らしていく。
- 駐車場は税金がかかる?>民間の力を借りながら整備したい。
- 環境モデル都市と矛盾する?>活動していくためにはいろんな施設が必要。
- 七条入口の西からの出入りは?>基本は東から。隔地駐車場の利用を検討。
- 大型遊具は芝生広場?>河原遊び場の横に持って行きたい。
- イルカラグーンは水族館と言うより、ショー施設では?音は出さないのか?>騒音規制値の60デシベルを超えないようにする。イルカゾーンは南側開口、指向性小型スピーカーの使用など、技術的に工夫している。単なるレジャー施設ではない。
- なぜ市長が来ない?>一番現場の人間が来ている
- 社会教育施設とのことだが、梅小路小学校PTAへの説明はあるのか?>今後、ご要望に応えて地域の中で説明していきたい。
- 防犯対策は?>オリックスと市とで競技していく。地域の協力も必要。
- 市民新聞に税金は使わないとあったが?>オリックスの事業の施設整備、管理に税金投入が無いということ。駐車場整備は税金投入がない方向で協議していく。
吉永ゆうき的視点:この回答は後々波紋を呼びそうな気がします。駐車場整備の直接的な支出が無いというだけでも難しいでしょうが、付随する支出は避けられないと思います。それを、税金投入はないということも有り得る様な言い回しだった事が気になりました。
- イルカショーは動物虐待ではないか?>そういう考え方もあるが、欧米でも水族館やショーを行うところはある。欧米と日本の考え方の違いもある。
- 第3者委員会の答申とあったが、委員を任命したのは市の方だが?>公正な答申が得られないということはありえない。
- 木津屋橋通の通学路はどうなる?>大宮まで広い歩道を整備していく。
- 市民から出た対案はどうなる?>内部で読ませていただいて、市会に報告し、検討していく。多くの案があり、水族館の運営や梅小路公園の運営にもいかせる物もあり、必ずしも相反するものではない。
吉永ゆうき的視点:質問者の発言中に拍手が起きたり、回答者の発言中に野次が飛んだりしていましたが、発言が聞こえにくくなるため、これらの行為は逆効果だと思いました。特に、野次が同時に複数有ると、野次も含めて何を言っているかわかりません。発言後の拍手は効果的かもしれません。また、質問内容が感情優先なため内容がまとまらず冗長的>解釈のズレから回答が的外れ>質問に答えていない!との野次、という悪循環も双方に取って不幸だと感じました。
欧米出身と思われる人や、20代と見える人もごく少数いたが、大多数は40代から70代の人の様に見えた。200人ほどいただろうか。市会議員も質問に立っていた。カメラは3台入っていた。
以下、気になったが、地元(下京区)の人間ではないため控えた疑問。
ふれあい広場の大型遊具の移設、大宮入口広場等の整備等、梅小路公園の再整備に伴う市の支出は、両施設が整備されなくとも必要なものか、概算額はどの程度か。
「梅小路公園の再整備に関する京都市の考え方について.pdf」によると、水族館で直接雇用が約200人創出されるとあるが、その正規雇用、非正規雇用の内訳はどうなっているか?
説明会は、時間を少しオーバーして終了。説明会は今後改めて開催とのこと。開催日時が決まり次第案内とのこと。
出来たばかりのステージを見て帰ろうと思っていたが、暗いのと、予想以上の寒さ、空腹のため、あきらめた。