先日の「人事異動と組織改編が発表されています」でも書いた通り、京都市交通局に京都市地下鉄5万人増客推進本部が設置されているわけですが、その交通局は以前の壬生車庫前から東西線太秦天神川駅上のサンサ右京に移転して2年以上経っています。
天神川を挟んで、そのサンサ右京の東にあるのが「山ノ内浄水場」です。
この浄水場は2012年度末での廃止が決まっています。水道水の缶ボトル「疎水物語」も売り出し、需要喚起しているのですが、公営水道の需要が減っているため、浄水場を整理縮小するという方針のようです。
赤字を抱える東西線の駅直近なので、その跡地は当然地下鉄の利用者が増える様な使われかたが必要です。門川市長が市会で大学誘致を検討しているかの様な報道もありましたが、該当の発言では「駅周辺の開発や地下鉄沿線への大学,集客施設の誘致など果敢に挑戦して参ります。」との発言はあっても、「山ノ内」とは言っていないので、ひょっとしたら二条駅の佛教大学のことだったのかもしれません。
そこで注目されるのが、今週発表になった「山ノ内浄水場跡地活用方針検討委員会」です。22日にさっそく1回目が開かれるようなので、傍聴レポートしたいと思います。
門川市長も「まず,学識者・市民の代表・経済界などに入っていただき,それを議論していただこうと思っています。」との方針のようです。
山ノ内浄水場の跡地利用の検討については21年度から予算がつけられ、21年度915.8万円、22年度1671万円のようです。22年度の予算の内、審議会運営補助を含む調査委託費が400万円です。
ちなみに、浄水場の横を流れる天神川については「山ノ内浄水場に寄り添う天神川」にまとめました。