2010年06月08日

気になる山ノ内浄水場地下施設と跡地活用方針検討委員会日程

これまでの経緯は「第1回京都市山ノ内浄水場跡地活用方針検討委員会のレポート」(05/23)や、「山ノ内浄水場跡地がいよいよ動き出します」(05/19)をご覧ください。

1回目の委員会で「地下鉄増客1日5万人の内、何人分をこの跡地活用で見込んでいるのか」という様な質問が委員からありましたが、その時の市の回答は増客にプラスになる様にとしているだけで具体的な数値は無いとのことでした。

ところが、6月2日付の読売新聞「跡地活用 京都市 地下鉄誘客へ」では、「市は、地下鉄の経営健全化のため、2018年度までに1日あたりの利用客数を5万人増員する計画を立て、この跡地の有効活用で6500人分の増員を見込んでいる。」とあります。おそらく記者のの取材に対して、市の担当者か広報担当から数字が出たのだと思われます。この数字は跡地活用方針検討に重要だと思うので、次回の会議に委員に伝えられることと思います。

そこで気になるのが次の委員会の日時ですが、京都市情報館の審議会等開催案内ページには、まだ出ていません(2010年6月8日14時半現在)。一方、同じ京都市情報館の別ページ、「山ノ内浄水場跡地活用方針策定に係る調査業務に関する質疑・回答」に、「Q.第2回委員会の開催時期について > A.6月14日に開催する」とありました。

来週ですね。一週間切ってます。2回目の委員会も傍聴したいので、気になって所管課に電話で問い合わせたところ、本日広報発表されたそうです。webサイトには広報発表が翌日14時に掲載されるので、明日には詳しい時間や会場も明らかになると思います。

ところで、この「山ノ内浄水場跡地活用方針策定に係る調査業務」ですが、気になって調べると、「公募型プロポーザルの実施 山ノ内浄水場跡地活用方針策定に係る調査業務に関する提案の募集について」で募集されてました。予算は380万円で、委託業務の内容は以下の通りです。(説明書PDF167KB仕様書PDF106KB

誘致施設の試算モデルの作成
主な誘致施設ごとにモデルを設定し,経済波及効果や周辺への影響,立地の実現可能性等について,評価・分析を行う。
ヒアリング調査
立地の実現可能性等について,関連企業等へのヒアリングを実施する。
活用方針(案)策定
委員会の議論を踏まえ,活用方針(案)を作成し,パブリック・コメントを実施する。市民意見の整理・分析を行い,活用方針を策定する。
委員会運営補助
活用方針の策定までに委員会を6回(月1回程度)開催することを想定しており,5月開催予定の第1回委員会を除く,5回分の委員会資料の内容検討や作成を行うとともに,委員会の会場準備や議事録作成を行う。
跡地活用事業者募集要項(案)の作成
跡地活用事業者募集・選定に向け類似事例の収集や課題の抽出・検討、事業者募集要項(案)の作成

委託業務の内容の中で面白かったのは、6回予定されている委員会のうち1回目の資料・議事録作成は行政が、2回目以降は委託業者が行う点です。丸々委託する例は何度か目にしましたが、一部の回だけというのは他にもあるのでしょうか。また、前回の委員会で傍聴席にスーツ姿の人が何人かいたのは、この業務を受託しようとしている業者の方だったのでしょうか。

一方、委託業務の内容の中で気になったのは、「試算モデルの作成」と「活用方針(案)策定」です。これ自体は珍しくないのですが、青写真が有ることで、委員会での議論がそれに引っ張られないか気になります。1回目の委員会で「工業地域としての用途規制に捉われず検討する」とありました。おそらく試算モデルの業態は工業地域で用途規制されているもの(学校、宿泊施設、映画館、劇場)と大型店舗が中心になるでしょう。/p>

それから、不思議だったのが、次回の委員会が6月14日なのに、応募締切が6月15日になっていることです。2回目の委員会も委託業務対象に含まれるのですが、どうなっているのでしょうか。

最後に、前回の委員会で浄水場の地下施設は残して活かしたらどうかという意見も出ていましたが、もちろん安全・衛生管理のため部外者が簡単に出入りや見学できるところではないので、見たいと思いつつ諦めてました。が、見つけましたよ。「山ノ内浄水場について 8.ろ過池管廊(ろかちかんろう)」。流石に該当部分は写真拡大できませんでしたが、雰囲気は充分伝わってきました。

posted by 吉永ゆうき at 15:55 | Comment(0) | 山ノ内浄水場跡地
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