年末もあとわずかとなり、様々な媒体で今年をふり返る記事が見られますが、このブログでも、初めての試みとして2011年の京都市をふりかえってみます。
京都市基本計画
1番大きいのは、基本計画でしょう。2010年度末ぎりぎりに市の基本計画及び各行政区ごとの、今後10年間の基本計画が策定されました。これによって、ある意味では2020年までの京都市の有り様は決まったとも言えます。4月に入って新年度となってからは、それぞれ実施・推進のプランや組織がつくられ、一部は既に実行されています。
五山の送り火と護摩木
2番目には、送り火の松の事件。今年の震災で被災した地域の松を五山の送り火で使うかどうかで二転三転しました。先日の駅伝や観光等で名は知られている京都のまちですが、久々に「京都市」という地方公共団体として全国に注目されたのではないでしょうか。もちろんそれだけではなくて、震災を受けて京都市は、様々な被災地・被災者支援を実施し今も継続しています。また、市の防災計画の見直しも行われました。実際の改訂はこれからです。(参考:平成23年度第2回京都市防災会議のレポート)
公園にまつわる出来事
3番目は公園です。梅小路公園の水族館着工に始まり、岡崎公園の動物園の新「おとぎの国」オープンや京都会館の命名権のロームへの売却に建て替え反対の動き(参考:京都会館のこれまでの経過)、そして横大路運動公園の球技場建設立候補と、市内の大きな公園では様々な動きがありました。ちなみに、横大路運動公園の球技場建設について京都市は一度断念した過去があります。
大きくないけど影響ありそうな出来事2つ
吉永ゆうき的、2011京都市3大出来事は以上ですが、大きくはないものの今後少なくない影響がありそうな出来事も紹介します。
1つめは、国民健康保険の被保険者証が1人1枚のカードになったこと。世帯で1枚の紙からの変更で、市内の医療費がどう変わるか気になります。
もう1つは、地域コミュニティ活性化推進条例の制定。施行は来年4月からです。歴史がある、力があると言われつつも衰退してきた京都市内の地域コミュニティが息を吹き返すきっかけになるか注目です。
当ブログのアクセストップ3
ちなみに、当ブログの今日までのアクセスで、2011年一番見られていたのは「東山に計画されている高級外資ホテルで板挟みの京都市」の記事でした。今確認したところ「東山武田病院 ホテル」で検索すると、該当記事が2番目に出てきています。ちょっと意外でした。
アクセス数2位は「山ノ内浄水場跡地がいよいよ動き出します」の記事。3位は「人事異動と組織改編が発表されています」でした。
2012年の大きな出来事
そんなこんなでもうすぐ2012年ですが、京都市においてのビッグイベントがあります。
京都マラソンだと思った方、すみません。もちろんそれも京都市の今後を考える上では大きいのですが、もっと影響の大きいのが「京都市長選挙」です。
現在、現職及び前回僅差で破れた新人が立候補を表明しています。投票日は少し早めの2月5日です。
今回の市長選挙でも「選挙ドキドキ!プロジェクト」が「逆マニフェスト」をしますよ!